中島かおるさんのレスキューセミナー&トリミングセミナー

株式会社ヤマノの創業50周年記念特別スペシャルセミナー Vol.17

2018年9月18日

「必要とされるレスキュー!本場アメリカに学ぶ」一般参加OK

2018年9月19日

「カットをカッコ良く魅せるテクニック!お客様を逃さないカリスマになる方法」専門職のみ

2018年9月20日

「犬に負担をかけずに手際よく安全にスピードある仕事の流し方!多頭カット実演」専門職のみ

このセミナーを3日間全て行ってきました

必要とされるレスキュー!本場アメリカに学ぶ

必要とされるレスキュー!本場アメリカに学ぶ

2018年9月18日

午後3時30分受付開始

午後4時~6時までレスキューセミナー

セミナー内容はアメリカ、サンティエゴのレスキューについて説明と、私たちプロから飼主への教育などでした。

レスキューセミナーで私がいつも思うのが子犬を買った時点からその子の幸福度は飼う人によって天国と地獄ほどの差があると思いますね。

ワンちゃんを

一生世話してるだけですか?(必要最低限の事しかしていない)

一緒に伴侶として生活していますか?

私がいつも子犬を買って初めて来店した人たちに言ってるのが、

「子犬の時からワンちゃんたちと一緒に色んな場所に出かけたりして、しっかり思いでを作って下さい!ワンちゃんの寿命は15年ぐらいですが一緒に走り回ったり長距離行動できるのはほんの数年です、それ以降はワンちゃんの体力が衰えてくるので一緒に走り回ったり長距離移動して遊びに行ったりは出来なくなります。」って説明しています。

犬を捨てる街は犬とのイベントが少ない!

確かに地元香川では犬と一緒に遊べるイベント関連が非常に少ないと思います。

私たち犬関連の仕事している人とか保護施設の方たちとかイベント関連の仕事をしている人たちが小まめに犬と一緒に参加できるイベントを主催すれば、幼児から大人まで集まるので、そこで幼児から動物に慣れ親しんでくれれば将来的に動物を飼えないのに無理して買う人とか物とか飾りなどと思って買う人が減れば殺処分数は減るはずです。あとはむやみに繁殖しないですね。

イベントを小まめに開催してその収益を保護団体に寄付すれば保護施設ももう少し安定的に経営出来ると思います。

保護施設も寄付金に頼るだけではなく小まめにイベントを開催してその収益で経営していくなど努力も必要

アメリカでは犬とのイベントは笑ってしまうものから大掛かりなものまで有るそうです。

例えば

サーファードッグで海でイベント!内容はただ単にサーファーボードの上に犬を置いて写真を撮ってその周りでバーベキューをしてるだけとか

犬と一緒にピザを食べよう!内容は日本で言うドッグカフェみたいな所で犬と一緒にピザを食べてるだけとか

ドッグウォーキング!内容はただ単に公園で一緒に歩いてるだけ

ドッグウォーキングが一番大盛況なんだって

ね、イベントの内容は単純なのが多いけど小まめにイベントを開催してワンちゃんと一緒に飼い主が楽しめるイベントが大量にありますよね、これで保護施設は収益上げて経営しています

後は保護施設の方はamazonの欲しい物リストに何が何個欲しいか登録してその商品を寄付で受け取った方が寄付もしやすいとの話でした。(確かに現金より何に使われるか分かってるから寄付もしやすいですよね。)

スタイリングに差をつけて魅せるセミナーin香川

2018年9月19日

「カットをカッコ良く魅せるテクニック!お客様を逃さないカリスマになる方法」

19日のモデル犬はビションフリーゼ

モコモコのビションがふわふわになるまでの一連のグルーミングからトリミングまでの工程を見せてくれました

モコモコのビションです

この状態でブラッシングが終わってます

ここから中島かおるさんが使ってるシャンプーの機材と

シャンプーについての手順とシャンプーの考え方(昔ならシャンプーする時の水温は38℃位と言われてますが、今はもっと低くて良く皮膚にトラブルを持ってる子は水に近い温度でもよい)など

トリミングの安全性のために何をしてるか(アームの根元にガムテープを巻くとか)

トリミングでお客さまからお預かりする時の対応とかミスした時のお客様へ伝え方など

楽しく分かりやすく説明されてました。

なるほどと納得したのが、ワンちゃんを預かる時間はある程度の時間を預かってるのですがトリミング時間は休憩はさみながら短時間で仕上げて負担を極力減らしているトリミング方法ですね。そのために部屋の温度とかファンの当て方とか道具の場所なども徹底していましたけどね。

その後、昼からの休憩をはさんでビションフリーゼのカットの仕上げを見せてもらいました。

実際ここまでのトリミング時間は余り掛からずに終わってます。

仕上がりの写真が

この仕上がり後に、新たな気づきと勉強材料を与えて下さる話をされてました。この話は最終日にも出てくるので下で書きます。

2018年9月20日

「犬に負担をかけずに手際よく安全にスピードある仕事の流し方!多頭カット実演」

20日のモデル犬は

トイ・プードル3匹

キャバリア・キングチャールズ・スパニエル

スムースコート・チワワ

計5匹

この5匹のワンちゃんたちをセミナーで教えながらチワワはシャンプー、キャバリアもシャンプー、プードル1匹はシャンプー、1匹は体バリカンカット、1匹は全身鋏のスタイルカットで合計6時間で仕上げてます。

実際に中島かおるさんが犬を触ってた時間はもっと少なくて3~4時間位なのかと思います。

このセミナーで3~4時間位ということは自分のお店に行けばもっと早く終わると言うことです。

ただそのためには自分のトリミングスタイルを崩さないことで、中島かおるさんは自分のテーブルの周りに鏡を置いて座ってても反対側のスタイルを見れるようにするのと自分の手の届く範囲に全ての道具を置いてるのとか、バリカンなども数本用意して最初からバリカンの刃をセットして置くとか徹底して時間短縮に努めてました。

シャンプーもタイマーで測って何分以内とか至る所にスマホを置ける場所を作って自分のトリミングのしかたを動画に撮って後から余計なことをしてないか余計な癖はないかなど徹底して分析してるとの事でした。

カットもバリカンで終わらせるような所はバリカンである程度まではカットしてしまって最終的に鋏で仕上げると言う手順でした。

例えば体2cmのバリカンなら首周りは1,5cmのバリカンで首下は逆Vにバリカンを入れる、お尻回り、アンギュレーションは短めのバリカン、目の周りはバリカンで短く、鼻の下の毛は全て切る、顔の仕上げはよく切れるハサミ、スキバサミを使って痛がらないカットをするとか、お腹の下側は暗いので下側にライトを入れて照らして見やすくしてからカットするなど、徹底的に時間短縮に努めてました。

一番時間かかってたのが最後の全身鋏のスタイルカットのトイプードル

本当はこのワンちゃんもバリカン仕上げの予定だったらしいのですが、このワンちゃんの骨格が綺麗だったためスタイルカットになったそうです。

この後は前日にも言われてたことなのですが

ワンちゃんの問題行動に対しての考え方を言われてました。

ワンちゃんの極度の問題行動=人間の子供の自閉症に近いのではとの事です。

自閉症とは・・・

自閉症とは、先天的な原因から、

  1. 対人関係の特異性
  2. コミュニケーションの質的障害
  3. イマジネーションの質的障害

という3つに特徴があらわれることから診断される障害です。「自閉」という言葉からイメージされる「自らこころを閉ざしている病気」ではありません。また、育て方によって、後天的になるものでもありません。

東京都自閉症協会から転記

人間の場合、自閉症は血液検査でも分かるみたいです。それに対してワンちゃんの場合もアメリカの獣医さんは血液検査で分かると断言している人も居るみたいです。

こう言う事を頭に入れてワンちゃんの問題行動を見てみたら確かに類似している場合も有ります。

なのでワンちゃんの極度の問題行動の対応策を自閉症の対応策に求めてみれば解決できる部分も有るかもしれません。

この部分は新た発見なので少し勉強してみる価値はあると思います。これによって問題の有るワンちゃんが少しでも負担なくトリミングが出来るようになればトリミングの幅がもっと広がるはず。

中島かおるさんはこの問題にかなり前から取り組んでいて自閉症の勉強と一緒に小児歯科の上手な先生の所に勉強に行って子供の扱いを勉強されたそうです。

私も自分の子供をいま小児歯科に連れて行ってるので、その時の医者とか看護婦さんの子供の扱い方などを見て応用出来そうなものは応用したいと思います。

 

追記

UPして次の日に中島かおるさんの目に止まってシェアしてくれることになりました。中島かおるさん有難うございます。

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