スキンケア&シャンプーセミナー

 

4月9日にサンメッセ香川で主催:㈱ペティエンスメディカルで協力:㈱貴志商店でスキンケアセミナーが開催されました。

この手のセミナーには非常に出席率が良いのでモチロン出席^^

DSC_0139
サンメッセ香川インフォメーション

セミナー会場のサンメッセ香川に到着して会場案内を眺めてから会場入り

会場入り口にはこんな表示が・・・

DSC_0140
会場前看板

慌てて付け加えたのかね~?

セミナーは13時から17時までなので12時50分に会場入り

セミナー会場に入ったらペットボトルのお茶が配られてました。

お茶を配ってくれるセミナーは余り無いので嬉しいね^^

セミナーは2部形式なので13時からは1部の

トップトリマーから学ぶ世界基準の技術と知識の最新トレンドで

講師は丹下健一さん(全米トリミング大会2014 アジア人初優勝)です。

合計1時間半位のセミナーでしたが内容は

最新の道具の説明とスピードUPのための道具の使い方

ご自身の海外トリミングコンテストの紹介と結果などでした

一番良かったのは道具の説明の中で有ったトリミングナイフの有効な使い方でしたね。

説明の動画の中でお客様に使えそうな技がチラホラ出てましたね。

これは後日試して見たら良かったので技術の一部にさせて頂きました。

 

2部は本物のグルーマーを目指すあなたへ!知識と情報を仕入れてプロになる

講師は川野浩志さん(日本獣医皮膚科学会 認定医)です。

DSC_0141
美容皮膚科の最新情報

今回はこのスキンケアセミナーの方が気になって参加してます。

スキンケアなのでまずはトリマーと獣医のシャンプーの考え方の違いから

DSC_0145
シャンプー療法

獣医さん達が治療目的で進めるシャンプーは皮膚の治療と細菌とかマセラチア菌の殺菌からなるもので

私たちトリマーのシャンプーは被毛と毛穴の汚れ取りになる違いが有ります。

DSC_0150
リンスとトリートメントの違い

リンスとトリートメントとコンディショナーの違い

リンスとは被毛の表面に膜を作って被毛を保護します

トリートメントは被毛の表面と被毛内部まで入り込んで作用するものです

コンディショナーはリンスとトリートメントの両方の効果があります。

DSC_0151
被毛の3層構造

被毛の構造について

被毛は3層からなる構造で出来ていて

外側を キューティクル

内側をコルテックス

中心をメデュラ といいます

例えで河童巻きを上げられてました

外側の海苔をキューティクルで酢飯をコルテックスでキュウリをメデュラに例えてました

ヘアマニキュアとヘアカラーの違いもこの河童巻きに例えて説明してました

ヘアマネキュアは海苔の部分の表面に膜を作って染める方法で下地が黒色の場合は効果が出づらく

ヘアカラーは酢飯の部分に色を入れるので効果が出やすいとの説明でした。

DSC_0153
キューティクルの汚れの違い

次にシャンプー前と後のキューティクルの汚れの違いを電子顕微鏡で写した写真でした

確かにシャンプー後はキューティクルが綺麗に整ってますよね。

DSC_0154
キューティクルの違い

犬種別のキューティクルの違いと言うか粗さの違いですね。

プードルとポメラニアンなのですがポメラニアンの方が毛が固いのでキューティクルも荒くなってます。

DSC_0155
鋏でカットした毛の先端

鋏でカットした後の切断面です

この切断面を見れば切れ味の悪い鋏でカットすれば毛先がものすごく痛むのがわかると思います。

綺麗な切断面にするためには切れ味のいい鋏はトリマーさんの必需品になりますよね。

DSC_0156
ドライヤー後のキューティクル

これは私も少し勘違いしてたのですが毛にドライヤーを当てたら毛が痛むと思われてる方には良い知らせかな

ドライヤーを当てても毛のキューティクルにはほとんど変化が見られないとの事でした。

DSC_0157
ドライヤーの熱とケラチン変性

なぜ、キューティクルに変化が見られないかと言うと

ドライヤーの熱とキューティクルが痛むケラチン変性が起きる温度の違いが違うからです。

ケラチン変性が起きる温度が120度からとなってるのでドライヤーの温度ではキューティクルは変化しないとの事でした

ただしヘアアイロンとか温度の高いものを使えばキューティクルは痛みますよ

DSC_0158
ケラチン変性の温度

ヘアアイロンの設定温度で毛髪の表面温度の説明です。

DSC_0159
ブラッシング前後の汚れ

ブラッシング前後で毛の表面に有る汚れの落ちぐあいを比べた写真になります

これを見ればブラッシングだけで汚れを落とせているのが分りますね。

DSC_0161
シャンプー後とトリートメント後の違い

これは何もしない状態とシャンプー後とトリートメント後の写真です

シャンプーだけではまだキューティクルは少し剥がれてますが

トリートメント後にはキューティクルも整ってますよね。

DSC_0162
耳のケア

ここ1~2年セミナーにいけば耳掃除について聞くことが多くなってきました。

耳の毛をどう処理するか抜くか切るかそれとも放置かどれが一番いいのか?

(お客様方は耳掃除はトリマーの仕事と思われていますが本当は獣医さんの仕事になります。)

DSC_0163
耳の説明図

犬の耳の説明図です

DSC_0164
外耳炎の原因

外耳炎の原因一覧です。色々原因が有るので、その原因を突き止めるには獣医さんに行くべきでよね。

ここで少し気になるのが赤文字で見づらいですが食物アレルギーと犬アトピー性皮膚炎で外耳炎になる事です。

さすが皮膚科学会の先生ですね、確かに内臓関係が良くなれば皮膚も良くなるとは聞いたことが有りますが外耳炎もこれに分類されるとは

DSC_0167
耳の毛抜き

この写真を見れば耳の毛抜きのほとんどが獣医さんの治療項目に当てはまりますよね。

外耳炎になってる子は耳の毛抜きもせずに獣医さんにお任せした方が間違いないですよね。

トリマーが出来る事は耳の状態の良いこの汚れ取り位の物ですよね。

耳の毛を抜くか切るかはそのうちに統一されるのでは?

私は耳の毛を切る方に変えて行こうかと思います。

耳の毛を切る道具もいま出始めていますから^^

DSC_0176
食物アレルギー

最後に細菌などの外的要因をのけた犬の皮膚トラブルについて

食物アレルギーにもⅠ型とⅣ型がありⅠ型は30%で4型は70%あるそうです

トラブルの内訳はアトピー単体は8%で食物アレルギー単体は24%で残りアトピーと食物アレルギー両方持ってる子は68%なので皮膚トラブルが有る子はまずは食物アレルギーを疑いなさいとの事です。

 

いつも思うことだけど私たちトリマーは雑誌とか見て新しい情報を仕入れるのもいいけど、やっぱりセミナー参加が一番新しい生の情報を仕入れれますね。

次回セミナーは5月だー

 

FaceBook開設

愛犬美容ドリームドッグでもFaceBookを開設しました。

FaceBookは当HPと連動していますのでHPが更新すればFaceBookも更新されます。

さらにInstagramとも連動しておりますのでカット後の画像ものせてます。

一度覗いてみて、いいねして下さいね。

FaceBook

ゼロタッチグルーミングセミナー

 

2015年1月15日に㈱ヤマノ主催のグルーミングスペシャルセミナー

犬にやさしいゼロタッチグルーミングに参加してきました

講師はグルーミングスペースシンプルのオーナートリマー渡辺  和明さん

セミナー内容は

●攻撃してくる子や、抵抗してしまう子の対処法

●口輪やエリザベスカラーを使わない方法

●犬もグルーマーも穏やかな気持ちでグルーミング出来る方法

●押さえつけないで爪を切る「ゼロタッチ」

●意識をそらしながら作業を進める「ダブルタッチ」

●動物の声を聴く「メンタルケアグルーミング」

今回のセミナーで私が特に楽しみにしてたのがゼロタッチ、ダブルタッチ、メンタルケアグルーミングの3点

当日はセミナーは13時から17時までなのですが12時半ぐらいに会場に到着して

会場ではミニ商談会も開かれているので取引の有る業者とセミナー開始まで少し商品説明を聞いてました。

セミナーが始まってまずは渡辺 和明さんの自己紹介と自身が活動しているボランティアトリミングについて、お話してから本題のゼロタッチに入られました。

*ボランティアトリミング(ボラトリ)とは

ボランティアトリミングとは保健所で保護して動物愛護センターで預かられているワンちゃん達にボランティアでシャンプー、トリミングをする事です。

まずは、攻撃してくる子や、抵抗してしまう子の対処法で次に、口輪やエリザベスカラーを使わない方法で次に犬もグルーマーも穏やかな気持ちでグルーミング出来る方法、この3点は自分と同じ様な事をされてました。

大まかに言えば嫌なことを無理やりしない!

まず何が嫌いかを確認して嫌な事をしない、持ち方が嫌なら持ち方を変える、触り方が嫌なら別方向から触ってみる、道具が嫌なら道具の変更してみるなどなど、とにかくワンちゃんのストレスレベルを上げないことを前提に話されてました。

ここで矯めになったのが耳掃除の仕方でした。

耳掃除が嫌がる子は、耳の毛が抜かれるのが嫌な子、鋏が嫌な子、道具が冷たくて嫌な子、耳の病気で痛くて触られたくない子などなどですが私も色々試すのですが道具を温めて使う発想が無かったのでこれは取り入れてもいいかな。

この話の後に私が楽しみにしてたゼロタッチ!

ゼロタッチは上に書いた「嫌なことを無理やりしない」から、さらに爪切りに特化した方法でした。

爪切りで支えてる手に力を入れずに切るテクニック、力を入れるポイント、道具の持って行き方、道具の使い方をビデオを交えながら話してました

次にダブルタッチ

意識をそらしながらトリミングをする、これも「嫌なことを無理やりしない」から来てる技で、嫌なことを何時もの順番で行えばストレスレベルは上がるだけなので、嫌な事の時は人に触ってもらう、シャンプー中にしてしまうなど順番を変えたり道具を変えたりしながら意識をそらしましょうとの事でした。

最後にメンタルケアグルーミング

これは時間が無く駆け足での説明だったので、後日またセミナーが有ればゆっくり聞いてみたいですね。

終わる前に少しだけ訓練について話してました。

訓練もトリミングに取り入れてワンちゃんに負担を掛けないようにとの事でした。

 

当店でも取り入れれる部分は有ったので今後取り入れてみたいと思います。

 

 

 

タップで電話が掛かります