混合ワクチンと狂犬病の予防注射の必要性について

今年の5月から当店のトリミング中の事故に保険が適用されることになりそれに対しての初回だけ利用契約書にサインを頂くときに、

混合ワクチンの証明書と狂犬病の注射を証明できるもの、鑑札、ステッカーなどの提示が必要になってその事でお客様と色々と話をする機会にもなったのですが、

ごく稀に注射をいつしたか覚えてないってお客様もいましたので混合ワクチンと狂犬病の予防注射の必要性について簡単に書いときます。

混合ワクチン

混合ワクチンはワンちゃんが病気にならないために任意で接種するワクチンです。

混合ワクチンに入っている人畜共通感染症はレプトスピラ感染症が入ってます。

他の感染症は人間には関係ないですが掛かると致死率が高い病気も有ります。

混合ワクチンに入っている病気の感染経路は接触感染、空気感染など他の動物と接触か近くにいた場合、もしくは病気が発生している地域を散歩中に感染したりします。

トリミング店としては多数のワンちゃんを受け入れますので混合ワクチンを打ってなくて保菌して発病していないワンちゃんから感染するのを防ぐために混合ワクチンの証明書の提示をお願いしています。

 

狂犬病ワクチン

法律で接種が義務付けられているワクチンです。

狂犬病は、犬・猫・人を含むすべての哺乳類に感染し、有効な治療法はなく、発症した場合には100%死亡する病気です。

狂犬病の主なまん延源は犬であり、人はほとんどの場合、犬から感染しています。

日本では60年前から狂犬病の発症はありませんが、海外では未だ猛威をふるっています。

海外から狂犬病が入ってくる危険性は常にありますので、日本では3ヶ月齢以降の全ての犬に対して1年に1回の狂犬病ワクチン接種が義務付けられています。

2016年世界狂犬病発生図
2016年世界狂犬病発生図

ただし、重篤な心不全や腎不全を患っている、もしくは狂犬病ワクチンによる副作用の経験のある犬では接種は猶予されます。

また重篤な感染症を患っている場合では回復を待ってから予防接種を受けることが認められています。

 

少し前までは狂牛病も清浄国だったのに入ってきて問題になりましたよね、今は清浄国に戻ってますけどね。

あと2017年に南米原産のヒアリも問題になりましたよね。

まだ世界では年間何万人と死亡していますので、日本に入って来た時にはかなりの問題になってもおかしくない状況なので狂犬病ワクチンの接種をお願いしています。

 

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