愛犬のしつけ その11 伏せ(レイ・ダウン)

あなたの犬に確実にレイ・ダウン(伏せ)させるトレーニングをすることは、例えば交通量の多い道路といった危険な場所でのアウトドア活動におい て、特に価値のあるレッスンです。

またこのレッスンはあなたがコントロールしていることを再確認させるものですから、もしあなたの犬が強気でわがままな性 格の持ち主だとしたら尚更重要なものと言えるでしょう。

レイ・ダウン(伏せ)

レイ・ダウン(伏せ)には後脚を体の下に畳み込む”スフィンクス”と、腰を転がして地に着け、脚を 片方向へ出す”フラット”の二つの姿勢があります。

.犬にリードを着けてあなたの左側に位置させ、座るようにコマンドします。ひざまずいて、リードをあなたの膝の下に畳み込み、犬のカラーを左手で掴んで、右手でご褒美を持ってください。

.フードをあなたの手の中に隠し、犬にその匂いを嗅がしてください。こうして気持ちを集中させておき、もう一方のカラーに掛けた手で犬が前に出ようとするのを押さえます。

.まず右手を下方へ移動し、次に犬の前脚の中間前方へ動かします。犬がフードを追って、上体を下げていく時を捉えて「ダウン(伏せ)」とコマンドしてください。

.犬が伏せたらすぐにご褒美のフードを与えます。この際、犬がどちらのダウン(伏せ)の姿勢をとってもかまいません。犬が楽な方の姿勢で結構です。

緊急のアクション

膝を折って体を低くし、手をリードからカラーへとスライドさせて引き下げ、手首と肘に力を入れて動かさないようにして、犬を応急的にダウン(伏せ)の姿 勢に押さえ込みます。

「ダウン(伏せ)」のコマンドはもちろん与えてください。

犬がダウン(伏せ)の姿勢をとったら褒めてあげましょう。

レイ・ダウン(伏せ)のトレーニングは室内や気が散る要素の少ない静かな庭などで行えば、騒がしい環境下で行うよりもはるかにやりやすいものです。

犬が静かな場所でこのレッスンをマスターしたら、より騒々しい環境へと場所を移して練習してみてください。

ダウン(伏せ)の強制

手を離す前から犬の肩がダウンの姿勢から起き上がってしまうようなら、手をリードからカラーへと移し、しっかりと引き下ろしてください。

こうして上方へ の動きをコントロールし、下方への力をかけておくのです。

犬がダウンの姿勢に戻ったら、「ダウン」のコマンドを再び与えます。

そして犬がダウンのポジショ ンを継続したら、「OK」と言ってあげましょう。

いやがる犬

もし犬がフードに集中しないのなら、ご褒美を犬が大好きなオモチャに変えてみてください。

体に触られるのを気にしない犬なら脚を持ってダウンのポジショ ンに誘導しても良いでしょう。

しかし、あなたの犬が気の強い犬ならばご褒美だけを使ってください。

もしこれらの方法でも上手く出来ない時には、プロフェッ ショナルの援助を求めてみましょ。

障害を避ける

肝臓、腎臓、膀胱、肋骨といったデリケートな部位に過大な圧力をかけないよう、注意してください。

しつけについて

このページを見ているあなたは愛犬のしつけについて勉強熱心な方だと思います。

愛犬のしつけ方は色々有りますが、書いてるしつけ方法は当HPが設立からあるしつけ方法ですので、過去のしつけ方法と言えます。

私がセミナーに行ってトレーナーの先生に質問をするたびに、年々しつけ方法が変わって来てますのであなたも新しいしつけ方法を勉強して下さいね。

ただし、習うなら雑誌ではなく直接、信頼のおけるトレーナーに聞くのが愛犬の問題解決に一番いいと思います。

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