サマーカットについての注意点(引き起こす病気など)

2015-05-06
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この時期に4~9月にワンちゃんを短くカットするのは涼しそうでいいですよね。
でも、注意してほしいのが、どんなワンちゃんでも短くして良いのかって言われると、答えはNoです
まず、毛の長さが一定以上伸びないワンちゃんはカットするのはお勧めしません
(ポメラニアン、チワワ、ダックス、シェルティー、パピヨン、などなど)

 

おススメしない理由
1.毛が生えてくる時にオーバーコート(固い毛)が先に生えてきて、アンダーコート(柔らかい毛、産毛)は生え変わりの時期まで余り伸びて来ない、このためカットして1.2か月でかなりみすぼらしい姿になります。
ポメの背中ポメ全体

左側が背中からの写真です。アンダーコートとオーバーコートの境目がハッキリと見えますよね
右側が全体の写真です。胸とお尻の方もアンダーコートとオーバーコートの境目が見えますよね

2.短くカットしたら毛が抜けなくなっていると思っていてワンちゃんの手入れをしない飼い主様がいらっしゃいます。
でも、これは病気を引き起こす原因の1つです

短くカットしたワンちゃん達は涼しいのかと言えば暑いのです。
地面の反射熱は人間にはあまり感じませんが、地面のコンクリートとかアスファルトを直接触ってみてもらったら熱いのがわかると思います。
ワンちゃんは地面に近い位置で歩いていて、その反射熱を直接受けてます。

人間がこの暑さを体験するのは夏場の海辺ですね。
この海辺に日焼け止めクリームも塗らない状態で水着だけで過ごすようなものです。
この状態で皮膚の弱い人なら日焼けにより皮膚が爛れますよね、この状態をワンちゃんに当てはめてください。

この反射熱とか直接の紫外線によりワンちゃん自体のホルモンバランスが崩れて皮膚病を引き起こすことが有るのです。

病気的には
*ホルモンバランスの異常による脱毛
*脱毛症X
*毛刈り後脱毛症
この時期に毛が生えて来なくなるのはこの3種類の病気が疑われます。

*ホルモンバランスの異常による脱毛

これは、甲状腺、副腎、生殖器から分泌されるホルモン異常が原因と言われています。
ホルモンバランス異常になることにより、毛の換毛サイクルが休止状態になり毛が生えて来なくなります。
頭部や四肢には毛が残り、後は抜け落ちてしまうようです。

*脱毛症X

ホルモンバランスの異常による脱毛と同じ全身脱毛が見られる病気です。
これこそ最も厄介な病気だと思います。
なぜなら、この脱毛症Xになる原因が未だに分かっておりません。
なので脱毛症の後にXと名付けられております。
頭部と四肢は毛が残り、後は抜け落ちてしまいます。脱毛している部分の皮膚は黒くなっています。

*毛刈り後脱毛症

トリミングなどで毛を刈った部分の毛が伸びて来なくなる病気です。
毛をカットした部分のみ脱毛して、その部分の皮膚は黒くなります。
原因は毛をカットすることで皮膚の温度が変化して毛のサイクルに影響を与えているのではと考えられています。
通常なら1年ぐらいで自然に発毛してきます。

DSC_8116

上の画像(2013.5.1)の子の約1年後(2014.7.5)です。
やっと毛が生えだしてきましたが、まだまだ元には戻っていません。

DSC_1450

さらに半年後(2014.12.23)
元の毛量までもう暫く掛かりそうですよね。

 

この3つの病気がサマーカットで引き起こされるかもしれない病気です。

下の写真は3つの病気の症状が似ていますが、この状態でもう数年たっていますので、
ホルモンバランスの異常か脱毛症Xの皮膚病だと思います。

038039

こんな状態にならないためにも
もし、サマーカットをされるのならば、上記の状態にもなる可能性が有るという事を覚えといてください。

 

サマーカット後の手入れ、生活は、
1.日中の暑い時間帯に散歩に行かない。
2.直接紫外線があたる場所にワンちゃんを置いとかない
3.散歩に連れ出す時は服を着せて紫外線が直接当たらない様にしてあげてください。
4.服も着せたままにしない(着せたままは皮膚の油が回って皮膚病の元です)
最低でも、この位は気を付けてあげてください。

 

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