STEP12 ダウンとステイ

"伏せて待つ"


ダウンとステイ

 人に飛びついたり、後ろを追いかけたりすることは、犬の自然な行動の一部ですが、こういった行動は喜ばしくないばかりか危険でもあります。あなたの犬に伏せて待つことを教えることによって、こういった望ましくない行動をコントロールする事が出来るのです。犬への合図は言葉によるコマンドとご褒美を使いますが、犬が離れた場所にいてもあなたのコマンドが理解できるように、シンプルなハンド・シグナルも併せて使うと良いでしょう。

.犬はあなたの左側でダウンの姿勢をとらせ「ステイ(待て)」のコマンドをかけます。リードを右手に持ち、左手で犬に向けてシグナルを送り、ゆっくり歩き出します。

.犬とのアイ・コンタクトを保ったまま、リードを弛ませて持ち歩みを進めます。犬があなたに付いて行くのを防ぐためにステイ・ダウンの練習にはフードのご褒美は使わないでください。

.アイ・コンタクトを保ち、体を犬に向けて停止し、再び「ステイ(待て)」のコマンドをかけます。そして「グット・ドッグ(よーし、いい子だ)」と褒め、徐々にダウンの姿勢をとらせる時間を長くしていきます。数分間はそのままでいられるよう練習してください。

.あなたが見ている間ダウンの姿勢でいられるようになったら、あなたが見えなくなってもダウンしているトレーニングを繰り返し、今度は部屋を離れてみてください。ドアの外から犬が見えるように鏡を設置し、犬が動かないかどうか確認すると良いでしょう。

.数分経ったら犬の所へ戻り、「グット・ドッグ(よーし、いい子だ)」と褒めてください。犬はまだ伏せているはずですから、静かに落ち着いて褒めてあげましょう。決して犬を興奮させたり、起き上がった時に褒めたりしないよう、注意してください。

.「OK」という言葉で犬をダウンの姿勢から解放してあげましょう。その時、大袈裟に褒めて犬を興奮させないようにしてください。なぜなら興奮させることは犬が楽しみに待っている、練習終了時のご褒美なので、練習中は避けてください。

実用的効果
 予期せぬ出来事があっても、犬がダウンしていられるようにトレーニングするべきです。こうして犬が服従行動を示している限り、犬にとっても、また他の人間にとっても安全が保障されているのですから。

問題解決
コマンドに従わない
 あなたが部屋の外から鏡を通して犬を監視している間に、犬が動き出してしまうようなら、犬のいる部屋に戻り、犬から見える場所を歩き回って、犬がダウンしていられるよう監視してください。

犬の気を散らす
 血が散ってしまう環境でトレーニングする準備として、あなたが鏡を通して犬を監視している間に大きな音を立ててみてください。犬が動き出しそうになったら部屋に戻り、「ダウン」のコマンドを繰り返します。この時、犬の側へ走り寄ったり、怒ってみせたりしてはいけません。そうすると犬を興奮させてしまいます。