愛犬のしつけ その14 吠えろと静かに(バーク・コントロール)

吠える犬というのは防衛力を提供し、0N・OFFのスイッチさえ付いていれば泥棒に対する素晴らしい警報器となる存在です。

犬にあなたの「スピー ク(吠えろ)」のコマンドによって吠えることを学習させれば、犬の吠えごえを制御できるばかりでなく、静かにしているようにもコマンドする事ができるわけです。

犬が特別な状況下で、許された時にだけ吠えるものだということを理解すれば、コマンドによって煙を見た時や窓の外の怪しい物音を聞いた時の警報器の役割だって果たせるのです。

最初はフードやオモチャのご褒美で教え、徐々に言葉で褒めることを加えていってください。

 

しつけ手順

1.犬のリードをフェンスや杭に繋いで、1mぐらい離れて立ちます。犬に向かってオモチャを見せびらかすようにして犬を焦らし、欲求が高じて吠えたときにすかさずご褒美のフードを与えてください。

2.オモチャを隠し、犬が吠えたときのご褒美をフードから「グット・ドック(よーし、いい子だ)」という言葉に換えていきます。ただ時々は大好きなフードを与えても良いでしょう。

3.犬が吠えた時に「スピーク(吠えろ)」とコマンドし、それからご褒美としてオモチャを与えます。ここでは正しいタイミングで行うことが必要不可欠となりますので、犬のボディー・ランゲージに注目して吠えるのを予測しなければなりません。

4.犬が「スピーク(吠えろ)」のコマンドを理解したら、今度は吠えている時に「クワイエット(静かに)」とコマンドします。吠えるのを止めたらすかさずご褒美のオモチャを与えますが、もし吠え続けるようならオモチャを隠して「ノー(いけない)」と制止して下さい。

5.あなたが近くにいて吠えたり黙ったりすることを犬が覚えたら、次はもう少し距離を取ってみましょう。同じ訓練を最初から根気よく繰り返し、コマンドに従うように教えていきます。

6.犬の場所に戻り、大好きなオモチャを与えて良く褒めてあげましょう。

そして犬がフェンスに繋がれたまま、落ち着いてご褒美を受け取れるようになるまでこの訓練を繰り返して下さい。

その後リードを外して犬を解放し、同様に訓練を続けます。

役に立つ応用

”クワイエット(静かに)”その2

フードに対する執着が強い犬なら、吠えるのを止めさせる方法として鼻先にごちそうのかけらを差し出してみて下さい。

そしてコマンドするタイミングを良く見 極めて、犬が吠えやんだ瞬間に「クワイエット(静かに)」と命じ、フードを与えます。

犬が静かにしたときだけ褒めて下さい。

防衛

たいていの人は犬が防衛の意味で吠えることを望むものです。

したがって「スピーク」よりも「ガード(守れ)」のコマンドを教えることの方が有効な選択かも知れません。

吠える犬は家に進入して来る者や屋外で襲いかかって来る輩に対して良い防衛力です。

しつけについて

このページを見ているあなたは愛犬のしつけについて勉強熱心な方だと思います。

愛犬のしつけ方は色々有りますが、書いてるしつけ方法は当HPが設立からあるしつけ方法ですので、過去のしつけ方法と言えます。

私がセミナーに行ってトレーナーの先生に質問をするたびに、年々しつけ方法が変わって来てますのであなたも新しいしつけ方法を勉強して下さいね。

ただし、習うなら雑誌ではなく直接、信頼のおけるトレーナーに聞くのが愛犬の問題解決に一番いいと思います。

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