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愛犬のしつけ

愛犬のしつけ その8 (コントロールと制御)

愛犬のしつけ その8
コントロールと制御

あなたの犬をトレーニングするときは正しいコントロールを行い、また公共の場所に行っても同様にコントロールできなければなりません。ほとんどの犬はハーフ・チェック・カラーを引くことに良く反応しますが、ヘッド・ハルターやハーネスの方がよい反応をする犬もいます。また法律や習慣で定められている場所では、犬にマズルを着けるようにしてください。


ハーフ・テェック・カラー

1.あなたの犬にハーフ・チェック・カラーが正しく着けられているかどうかを確かめてください。ソフトなベルト部分が喉の周りを巻き、そしてチェーンの部分がうなじの位置にきていなければなりません。


2.カラーが締まるようにリードを上に引き上げます。こうすることによってほとんどの犬に不快感を与えることなく、望ましくない行動を抑えることができます。デリケートな気管にチェック・カラーを掛けるのは避けてください。


ボディー・ハーネス


緊急の際のハーネス

リードで輪を作り、犬の胸部に掛けて体に近い部分で握ります。こうすれば犬が怯えたりして不意に引っ張っても、しっかりと抑えることができます。


スタンダード・ハーネス

ハーネスを正しく装着すると、犬の肋骨に圧力を与えることでコントロール可能となります。ハーネスはヨークシャー・テリアのように気管の柔らかい犬種や、パグのように筋肉質の首の犬種に適しています。


ヘッド・ハルター

1.ヘッド・ハルターに犬の鼻先を滑り込ませ、手を犬の顎に当てて頭部を上に向かせます。


2.きつ過ぎないようによく確かめながら、犬の首の後ろ側でハルターを留めます。ハルターのどの部分にも指を2本差し込めるくらいが丁度良いきつさです


3.リードを犬の顎の下のハルター・リングに留めます。犬が前に引っ張るとその反動で犬の頭が下へ引かれ、顎も閉じられます。


4.あなたが腕を後ろに引けば、犬をさがらせて正しいヒールの位置につかせることができます。


マズルを掛ける
マズルの掛け方
 犬の横にひざまずき、犬の頭部の下側からマズルを掛けます。


マズルを固定する
 マズルを正しい位置に掛けたら、ストラップを優しく引いて、犬の後ろ側で留めます。マズルがしっかりと固定され、しかもきつ過ぎないことをよく確かめてください。マズルを着けても犬は口を開けることも、口で呼吸することもできます。


初めて使う時は
 一番最初は犬はマズルを取り去ろうとするでしょう。しかし犬が前脚でマズルを引っ掻いているからといってマズルを取り外してはいけません。その代わり、犬の気持ちを逸らし、犬が落ち着いたら外してあげます。マズルを着けた犬を長時間監視せずにおくことは避けてくださいマズルを掛けるということは犬が何かを噛んでしまう危険性を最小限にするといったこと意外に、犬に常にあなたのコントロール下にあるということを自覚させておく働きもあります。



愛犬のしつけ その7 (新しい経験)

愛犬のしつけ その7
新しい経験


 お友達や近所の人たちに協力してもらって、子犬に沢山のそして様々な経験をさせてあげましょう。
 人との付き合いは、あなたの家に庭があるのでしたら、みなさんに来てもらってできるだけ早く開始してください。
 そして獣医師の許可があれば子犬を公共の場所へも連れて行ってください。そうして車の音や通行人、車に乗ることなどに慣れるようにし、同時に様々な状況や環境下であなたに従うという、最も重要なことを教えるのです。
 問題が発生してからでは遅いのです。郵便屋さんのような制服を着た人や子供、そしてあなたとは違った格好の大人といった人間たちを子犬に紹介し、慣れるようにしてあげましょう。


人に合うこと
見知らぬ人を怖がる
 ヒゲを蓄えた人物、帽子を被った誰か、飼い主とは違った肌の色をした人などは犬から見れば恐ろしく思えてしまうことがあります。お友達の協力を得て、人と犬のミーティングをしましょう。その時に子犬が好奇心を持っても、平静でいられれば褒めてあげましょう。


正しい接近法
 子供には犬に静かに近づき、横から撫でてあげるように指導してください。犬がおとなしくしていれば、言葉かフードで褒めてあげましょう。


外での会合
 見知らぬ人々と犬をまず家の中で会わせ、次に外で会わせるようにアレンジしてください。また、出会った人があなたに尋ねずに犬を撫でるようとすることに対しても準備しておきましょう。またあなたのお友達には子犬に挨拶をする際には、脅かさないようにしゃがんでもらうと良いでしょう。そしてお友達から子犬にフードをあげてもらい、子犬が他所の人の接近を歓迎するように教えていきましょう。


アウトドア・トレーニング
交通道徳
 子犬が家の中や庭であなたのコマンドに従うようになったら、より騒がしい環境の中へと移行してみましょう。道路を横断する前には必ず座るようにコマンドしてください。


ハンド・シグナル
 ハンド・シグナルは屋外ではとても重要です。犬が遠く離れてしまってもあなたに従うよう、大きな動作をしましょう。


車での旅行
車を怖がらせないために
 車の後部は怖い場所かも知れません。特に始めて車に乗る犬は吐き気や乗り物酔いを起こしがちです。実際にどこかにドライブする前に、ご褒美のフードを持って停車した車の中へ犬を誘導してあげましょう。犬が喜んで車の中に座っているようになったら、次はエンジン音に慣らします。犬に車の中は第二の家なのだと思わせるようにしてください。


お行儀良くできたら褒めてあげましょう
 犬が動揺や嫌悪のサインを示すことなく大人しくしてくれたら、ご褒美のフードと言葉でよく褒めてあげましょう。最初は短いドライブから始めて徐々に時間を伸ばしていき、お行儀良く座っていられたら褒めてあげてください。


愛犬のしつけ その6 (リードを着けて歩く)

愛犬のしつけ その6 
リードを着けて歩く


 あなたの子犬の安全と幸福はあなたの手に委ねられています。犬は危険なものを排除した守られた環境の下で、そしてあなたの監視の下でなければ、自由に歩き回ることが許されるべきではないのです。あなたはすでに子犬にリードを着けて「シット(座れ)」「レイ・ダウン(伏せ)」またリード無しで一緒に歩く練習をしました。次はリードを引っ張らずに歩くことを教えましょう。


1.まず室内でトレーニングを始めます。子犬にリードをよく見せ、匂いを嗅がせてください、そうしたら子犬にきちんと合った快適なカラーにリードを着けてください。


2.子犬をあなたの左側に立たせ、右手にリードとご褒美のフードを持ちます。左手で余ったリードを持ち、子犬を座るようにコマンドしてください。


3.歩き始める時、子犬が踏み出した左足の横にいるようにします。そして子犬があなたの横で歩いている時に、「ヒール(あとえ)」とコマンドします。子犬が前に出たがったら、あなたの左手を子犬のカラーに持っていって優しく引き戻してください。


4.子犬がヒールの位置にいる時に「グット・ドッグ(よーしいい子だ)」と声をかけ、褒めてあげます。それから子犬に座るようコマンドし、「グット・ドッグ」を繰り返します。子犬が一連のコマンドに従うようになったら、徐々に子犬との距離を開けてみてください。


5.子犬がヒールの位置で歩き、あなたが隣の部屋に行っても座ったままでいられるようになったら、次は右回りに誘導し、「ヒール(あとへ)」とコマンドしてください。


6.左へターンするためには、まずあなたの足の速度を早めて子犬の少し前に出、そして子犬のスピードをダウンさせるよう、鼻先にフードを差し出します。子犬をあなたの左足に付かせ、ゆっくりとした速度になった時に「ステディ(ゆっくり)」とコマンドしてください。


問題解決

リードにじゃれつく
 子犬があなたに飛びついたり、リードにじゃれつこうとしたら、厳格に「ノー(いけない)」または「オフ(やめろ)」と言ってください。少し離れて子犬に座るようコマンドし、練習を初めからやり直します。その際、気が散る物が多過ぎる屋外での練習は避けてください。室内で練習し徐々に騒々しい場所へと移行していってください。


萎縮する
 子犬が動きたがらない時には、大好きなピーピー鳴るオモチャを使って優しく、根気強く誘導していってください。子犬を引っ張ったり、怒ったりしてはいけません。子犬を褒めて励まし、自信を持たせるようにしてくただし。


前に引っ張る
 子犬が引っ張るたびに座るようにコマンドしてください。あなたも子犬も集中力を失わないように注意しましょう。また、叫ぶようにコマンドしてはいけません元気よすぎる犬にはヘット・ハルターを使ってください。


愛犬のしつけ その5 (リード無しで歩く)


愛犬のしつけ その5 
リード無しで歩く


 あなたの傍を愛犬が従って歩く時、アウトドアでの活動はたいへん楽しいものとなります。子犬と歩く練習するには最初はリードでヒール(側面)につけて歩く方が簡単です。そうするうちに子犬は人とのコミュニケーションを楽しみ、喜んで飼い主に従って歩くようになるでしょう。また、たいていの子犬はフードの匂いに引かれるので、トレーニングの間、フードを持ち歩くのも良い方法です。


1.子犬をあなたの左側に立たせ、左側でカラーを掴み、右手にフードを持ちます。そして子犬の名前を呼び、子犬の注意を引きつけます。


2.直線的に歩きながらフードで子犬を誘導し、「ヒール(あとへ)」のコマンドを与えます。左手は低い位置に置いておき、子犬のカラーを掴まえられるように準備しておきます。


3.「ウエイト(まて)」のコマンドを与えて、子犬の右側にひざまずき、フードを低く持って子犬が逃げるのを思いどとまらせます。同時に手の平を下に向けて子犬の体の下に差し込み、子犬が動くのを防いでください。


4.膝をくの字に曲げてフードを子犬の鼻先に保持したまま右へターンさせ、同時に「ヒール(あとへ)」のコマンドを繰り返します。子犬はスピードを上げて、あなたの周りを回るように歩くはずです。


5.左にターンさせるためには左手を使ってカラーを掴み、それで子犬を誘導してください。同時に「ステディ(ゆっくり)」のコマンドを与えます。フードは低い位置に保持し、その右手をゆっくりと左へ動かしていきます。子犬はそれに付いて行くはずです。


問題解決


集中力を失う
 子犬の集中力が逸れてしまうような時は、左手をカラーに挟み込んで、正しいヒールの位置に子犬を引き戻してください。


バタバタと騒ぐ
 子犬がフードの誘いに反応しないなら、大好きなオモチャを見せて注意を引きつけてください。また子犬を服従させるためにロング・ランを使ってください。


飛びつく
 飛びつかさないようにするためには左手で子犬のカラーを掴み、低い位置にご褒美を隠して持って子犬を誘導します。


楽しいトレーニング
 子犬がひとつのタイプのご褒美に興味がない場合は、別のものを試すか、大好きなピーピー鳴るオモチャに変えてみましょう。そしてトレーニングの時間を一度に数分を超えないよう、短めにしてください。またトレーニングはいつでも楽しいことをして終えるようにしてください。


愛犬のしつけ その4 (座れと伏せ)

愛犬のしつけ その4 (座れと伏せ)

座れと伏せ


 子犬が「カム(おいで)」というコマンドに良く従うようになったら、次に「シット(座れ)」と「レイ・ダウン(伏せ)」を教えましょう。この練習をする時にはコントロールしやすいように、子犬にはリードを着けてください。この課題は上手に教えさえすれば、子犬は最初から一連の連続した動作としてこのコマンドを実行できるようになるでしょう。


「シット(座れ)」のコマンド


1.子犬と対面して立ち、右手にフード、左手にリードを持ったまま後ろに下がります。そして子犬に「カム(おいで)」とコマンドすると同時にフードを見せます。大切なのは落ち着いて行うことで、この練習の間、子犬を興奮させないようにしてください。


2.子犬があなたの元に来たら、右手をゆっくりと上げていき、子犬の頭の上に持ってきます。こうすると子犬はフードに視線を保つために自然と座るはずです。そして子犬が後脚を折り始めたのを認めた時に「シット(座れ)」のコマンドを与えます。


3.対面だけではなく、脚側でも「シット(座れ)」のコマンドが実行されるように練習を進めます。初めのうちは上手にできるたびに言葉で褒めながら褒美のフードを与えます。徐々に褒美のフードを減らしていき、最終的には言葉だけで充分となるでしょう。


「ダウン(伏せ)のコマンド」


1.子犬に座った姿勢をとらせておき、子犬の右側にひざまずいて左手でカラーを掴みます。右手にご褒美のフードを持って、子犬の鼻先に差し出して、ゆっくりと下の方に動かしていきます。


2.子犬の鼻がフードに付いていったら、子犬の体の前の方へ動かしていきます。そして子犬が伏せようとした瞬間に「ダウン(伏せ)」のコマンドを与えます。


3.子犬が寝そべるまでフードを前方へと動かしていきます。そしてフードを与えながら、褒めてあげます。子犬が言葉だけで実行できるようになるまで何度も練習してください。


問題解決


座るのを拒む
 もし子犬にご褒美のフードが効かず座らないようなら、膝をついて右手でカラーを掴み、左手の下に犬の後脚をたたみ込みますそしてその動作にあわせて(シット(座れ)」のコマンドを出し、その後子犬を褒めながらご褒美を与えます。


伏せるのを拒む
 左側に子犬を座らせてひざまずきます。右の手の平を子犬の右前脚のしたにあてがい、いつたんチンチンのような姿勢に持ち上げます。そこから子犬の前肢を下ろしていき、伏せの姿勢をとらせ、褒めながらご褒美を与えます。


伏せているのを拒む
 練習が終わらない内に立ち上がってしまおうとする子犬の場合は、子犬が少し萎れる程度に優しくプレッシャーをかけてやります。そして数秒後、「OK」と言って子犬を解放してください。


愛犬のしつけ その3 (おいでを教える)

愛犬のしつけ その3
おいでを教える


 この練習はあなたの子犬が元気で、そしてお腹が空いている時に始めてください。子犬の食事を10等分しておき、子犬の名前を呼びながら「カム(おいで)」とコマンドを発し、何回も繰り返して食器へと誘います。決して叱るために子犬を呼んではいけません。そんなことをしてしまえば子犬はあなたの所へ来ることと、叱られるという不快感なことを結びつけて考えるようになってしまいます。


室内でのトレーニング


1.気を散らすような物のない静かな部屋で、子犬から短い距離を置いて立ちます。廊下等が良いでしょう。手には見えるようにフードを持ち、子犬の名前を呼びます。子犬が前進し始めた時を逃さず、そこで「カム(おいで・こい)」のコマンドを与えます。


2.子犬があなたの元に向かって来たら、熱狂的な声で「グッド・ドッグ(よーし、いい子だ)」と言って褒めてください。同時に腰をかがめ、両腕を広げて、あなたの元へ来る子犬を励ましてください。


3.子犬がやって来たら膝をついて子犬の高さに近づいてあげましょう。子犬を褒め、撫でたりご褒美のフードを与えたりして、もう一度褒めてあげてください。


屋外でのトレーニング


1.子犬が室内であなたの元へ来ることを充分に覚えたら、より気が散りそうな場所で呼んでみてください。確実に従わせるために子犬に長尺のラインか伸縮自在のリードを着けて、同じ練習を繰り返します。


2.リードで引き寄せるのではなく、ご褒美で子犬が来るように励ましてあげるのです。もし子犬が集中力を無くしていたら、リードを一瞬だけグイと引いて子犬の注意を引きつけます。距離が長くなると、ご褒美はオモチャの方がフードよりも子犬にとって見やすいでしょう。


問題解決

眠い犬
 犬、特に子犬は集中力が長続きしません。そして犬にとってもトレーニングは精神的に疲れるものなのです。トレーニングは1回に5分~15分とし、犬が疲れている時には行わないでください。また、犬が精神的にも肉体的にもトレーニングを受けることができるように時間帯を考慮し、運動の前にトレーニングすると良いでしょう。また犬が興味を失わないように場所を変えてあげるのも良いでしょう。


集中しない犬
 もし犬がご褒美のフードに反応しないようなら、食事の与え方を変えてみましょう。食事の回数を減らすのです(ただし1回量は多めにします)それでも反応が鈍いようなら、ピーピー鳴るオモチャを試してみましょう。


頑固な犬
 もし子犬が強情な犬なら、いつでもリードを着けて連れ歩き、トレーニングもしてください。こうすることにより常に子犬の注意を引きつけ、飼い主の言葉に従うことを忘れないようにさせることができます。


愛犬のしつけ その2 (トイレのしつけ)

愛犬のしつけ その2
(トイレのしつけ)

 ある犬はそれこそあっという間にトイレのしつけをマスターしてしまいますが、反対に長い時間を要する犬もいます。あなたがトイレのしつけを受けたことのない成犬を飼ったなら、子犬と同じように扱ってあげてください。家の中を目茶苦茶にされたからといって罰してはなりません。したことを後で叱ることは犬を無意味にナーバスにしてしまうので注意してください。叱る代わりに子犬が排泄したいことを事前に察知すべきです。子犬が目を覚ました時、食事をした後や遊んだ後はあなたが選んだ排泄のための場所に連れていき、いつでも跡をきれいに掃除しておきます。家の中でのアクシデントを避けるためにはクレイトを使ったり、外へ連れ出しても良いでしょう。また犬が排泄をする時に「トイレ」といった言葉を使い、排泄後に誉めてあげると、やがて「トイレ」のコマンドですぐ排泄するようになるでしょう。


タイミング

 犬は自分の居場所を汚さないようにするものです。あなたが忙しい時には子犬をクレイトに入れ、噛むオモチャを与えておきましょう。子犬をクレイトに入れておく時間には充分注意を払い、必要があるなら排泄のためにクレイトから出してあげます。子犬にとってそのクレイトが丁度良い大きさかどうかをよく確かめることも大切です。もし大き過ぎる場合には子犬はクレイトの中で排泄してしまうでしょう。


ペーパー・トレーニング
 家の中で新聞紙に排泄させるトレーニングは、家から出たら排泄して良いのだと一度覚えてしまった子犬に混乱を引き起こすことがあります。いつでもそれが可能なであれば子犬を決まった場所で排泄させるようにしましょう、しかし室内でも排泄させる必要があるなら、やはり同様にクレイトのルールを守り、子犬をクレイトから出して広げた新聞紙の上に乗せてあげます。


先手を打つ
 子犬が急に鼻を床に近づけ、熱心に臭いを嗅ぎ出したら、たいていはオシッコかウンチがしたいよという合図です。そこで排泄の場所を教える。


ちょっとしたご褒美
 子犬を外に連れ出す時には、道で事故に遭わないように子犬に話しかけたり、オモチャを見せたりして注意を引きつけるようにします。そして子犬が排泄する時には「トイレ」と言ってやり、その後上手に出来たことに対してご褒美をあげましょう。


クレイトの時間割
 子犬は眠った後、遊んだ後、そして特に食事の後とクレイトに入っていた後には必ず排泄する必要があります。一般的に言って、3ヶ月齢の子犬は3時間ごとに排泄するものと思ってください。


飼い主のトレーニング


不適切な罰
 子犬のトイレ・トレーニングを行う時は、まずあなたの気分をコントロールしてください。実際に子犬が家の中で排泄しているのを見つけた時以外、子犬を叱りつけることは不適切です。もし見つけた時には厳格に「ノー」と叱り、子犬を自分のトイレへと連れていきます。コンスタントに子犬を監視して、アクシデントが起こるのを防ぐようにしましょう。もし直接監視していることがないのであれば、子犬をクレイトに入れておくのが最良の方法です。


責任のある行動
 犬の糞は他の犬の健康面にとって危険なばかりでなく、環境の美化を著しく損ねます。犬の歩いた跡を常に清潔にして、社会との良い関係を保ちましょう。あなたの犬を公共の場所に連れていく時は、糞取り具やビニール袋を持つのを忘れないでください。


愛犬のしつけ その1 (ハウストレーニング)

愛犬のしつけ その1
クレイト・トレーニング
 (ハウストレーニング)


1.クレイト・トレーニングを始める前に、クレイトの中に柔らかい物を敷き、水の入った食器とお気に入りのオモチャを入れて、最初はドアを開け放しておきます。


2.おいしいオヤツと「ハウス」という言葉のコマンドを使い、子犬を新居へと誘導します。子犬がいつでもクレイトから出れるようにドアは開け放しおきます。


3.子犬がいったんクレイトに慣れてしまえば、あなたの励ましやご褒美がなくても使い続けられるでしょう。


4.子犬が満足して遊んでいる間に、ドアを数分間閉めてみます。クレイトはキッチン等のにぎやかな場所に置いた方が良いでしょう。


5.リラックスした子犬はクレイトの安全性に守られて眠ってしまいます。充分に慣れた子犬でも日中2時間以上はクレイトに入れておくべきではありません。監禁されたと思い、暴れ出してしまうかも知れません。


パピー・プレイペン(サークル)
 クレイトに慣れてくると、子犬はプレイペンにも喜んで入っていられるようになります。一部の犬、特に保護された犬はクレイトに入れられることに耐えられない場合がありますが、子犬ではそういったことは滅多にありません。


付加される恩恵
パーソナル・トランスポート
 あなたがクレイトに慣れた子犬を飼っているなら、旅行の問題点は解消しやすいものとなります。自分のクレイトに入っていれば、子犬は車の中に安心していられます。


ペンーフレンド
 プレイペンに新聞紙を敷き詰めておけば、子犬はあなたの家を大混乱に巻き込むことなく、一緒に遊ぶことが出来ます。


愛犬のしつけ 最初に

愛犬のしつけ 最初に


 家に連れてくるのが生まれたばかりの子犬であれ、成長した犬であれ、良いスタートを切ることが肝心だ。新しいペットはあなたの家のルールを知らないということを覚えておくこと。正しいしつけをし、「犬としてのマナー」を教えるのはあなたの仕事なのだ。


 新たに迎えた犬を効果的にしつけるにあたっては、動物の学習のしかたを理解しておくと有益だ。初歩的な学習法のひとつに、行動とその結果から学ぶというものがある。あることをすると、何らかの結果が返ってくる。行動とその結果の関係には肯定的で、動物はすぐにその関係を学んでいく。


パーソナリティー・タイプ
 それぞれの犬種は一般に性格的プロフィールを持っているのですが、結局はその犬ごとのパーソナリティー(個性)というものがあるので、ある犬は外向的で、いつまでも注目の的になっていたいと思っていますが、一方ではまたく反対に、恐がりで全く引っ込み思案の犬もいます。もちろんどちらのタイプの犬も良くトレーニングする事が出来ます。


様々なパーソナリティー
 高圧的な自信家
  犬種に関わらず、一部には生まれつきの自信満々といったタイプの犬もいます。オス犬はメス犬にに比べ、より高圧的で自信家の傾向が強いものです。高圧的な犬はトレーニングに最も反抗的です。


 自信のない恐がり屋
  恐がりな性格を持つ犬は、従う命令に対して過敏になりがちです。こういった犬をトレーニングする時はゆっくりと優しくアプローチする必要があります。あなたは命令を出来るだけ優しく出してあげなければなりません。


 気が散りやすい子
  一部の犬は自分の飼い主の言うことを聞くよりも、他の犬と遊ぶことに気を引かれてしまったりします。こういった犬は子犬の頃、人間との適切な関係や付き合いをもてなかった場合に多いのです。こうしたタイプの犬をトレーニングするには、まず一頭だけでトレーニングする方法が良い。


 協力的な優等生
  トレーニングしやすい犬は、生来好奇心旺盛で人間に楽しみを持っているタイプの犬です。人間に興味を持ち、言葉によく集中する犬が最も早くトレーニングに反応し、効果を上げられます。


褒美
 肯定的強化(褒美)とは、ある行動を繰り返す可能性を増す状況や出来心をいう。すなわち、好ましい行動をしたとき、すぐに褒美を与えれば、その行動は増えることになる。この場合、褒美は食べ物であっても、ただ誉める事であってもいい。よいことをしたというメッセージが犬にはっきりと伝わる方法であればいいのだ。また、その褒美が常に同じである必要はない。また褒美に変化をつけることで、あなたにとっても愛犬にとっても、学習の楽しみがいっそう増すかもしれない。適切なやり方で行えば、肯定的強化は犬に好ましい行動をとらせるためにはすばらしい方法だといえる。


褒美のいろいろ


 おいしいオヤツ
  食べ物を手に持って犬の鼻先に持っていき注意を引きつけます。この方法は犬が空腹の時、一番効果を上げることが出来ます。


 心地よいコンタクト
  体に与える褒美はトレーニングにおいても重要です。体に沿って優しく撫でてあげることで犬に賞賛を与えます。


 褒美のオモチャ
  犬にやる気を起こさせるよう、大好きなオモチャを見せます。どのオモチャが好きかは、犬の様子を見ればすぐ分かるでしょう。



 罰もまた、行動とその結果の積極的な関係作りに不可欠な役割を果たす。ただしこの場合、何らかの行動をとればとるだけ返ってくる結果が多いのは同じだが、その結果は常に悪いもの(罰)ということになる。すなわち、あなたの犬が何か好ましくない行動をとるたびに、犬にとっていやな結果が返ってくるというわけで、そうすることによってその行動は徐々に減ることになる。しかしその罰を効果的かどうかを確かめなければならない。もしその行動が減ったり無くなったりしないようなら、問題の行動に対してきちんと罰を与えていないということになる。


 罰を適切に用いるのはきわめて難しい。いきすぎると恐怖心や攻撃性を生む結果になり、これらはしつけの妨げになる。かといって軽く叱ったのでは、問題の行動を止められない。いずれにしろ、好ましくない行動を罰するよりも、好ましい行動を教え込む方が簡単である。


罰のいろいろ


 独りぼっちの刑
  もし犬がいけないことをしたら、家族から引き離して独り隔離します。これは適切なしつけです。ほとんどの犬は人と仲良く一緒にいるのを楽しんでいるのですから、独りぼっちにされるのはこたえるものです。放置はほんの数分で充分で、その後すぐに静かになだめてあげます。


 正しい言葉で
  言葉によるコマンドとともに、犬にとって意外で不快な、ただし害のない、驚きを与えるのは効果的な方法です。犬がいけないことをした時に、水鉄砲で水をかけるなどの方法です。


よくある間違い


 正しくない褒美
  犬の頭を軽く叩いてやるのは支配的な仕種なので、誉めてあげる時にこういった方法は、使うべきではありません。その代わり、体の側面にそって、優しく撫でてあげましょう。


 多すぎるオモチャ
  もし犬に多すぎるオモチャを与えたら、何でも噛んでいいのだと思ってしまうことでしょう。家庭内にあるものと似てない物をオモチャとして、最大3個まで与えるようにして下さい。


 思いがけない褒美
  犬はゴミ箱を漁って、犬が勝手にこういった予定外の褒美にありつくようなシチュエーションは回避するべきです。


否定的強化
 否定的強化とは、行動とその結果が消極的な関係にあることをいう。すなわち、何らかの行動をとればとるほど、結果として返ってくるものは少ない。そしてその結果は悪いもの(罰)である、というのがこの場合のパターンだ。すなわち、好ましい行動をすることで悪い結果が起こらずにすみ、その結果として好ましい行動が増えていくということだ。


タイミングと頻度
 学習にとって不可欠なポイントは、褒美や罰を与えるタイミングとその頻度だ。タイミングについていえば、褒美も罰も、対象となる行動のあと5秒ないし15秒以内に与えなければならない。行動というのは連続的に行われるものなので、褒美や罰を与えたら、それは与える寸前の行動に対してのものになる。与えるのが30秒遅れると、そのときはもう別の行動に移っているかもしれないのだある。


 誉めたり罰したりを継続的にするか断続的にするかで、結果が違ってくることがある。継続的に誉めるということは、犬があることをするたびに、褒美をやることだ。この方法での問題点は、褒美を与えなくなると、犬はその行動をしなくなるということだ。


 他方、断続的に誉めるというのは、あることをするたびに褒美を与えるのではなく、2回目なり5回目なりに、あるいは一定時間続けたら褒美を与えるというものである。このやり方で鍵となるのは、毎回褒美がもらえるというのではないということだ。こうすると、その行動をとる割合や持続性は高まってっくる。今回が褒美をもらえる回かどうかは犬にはわからないからだ。しかしこのやり方で、悪い行動を習慣づけてしまうことも珍しくない。

例・犬が家の中に入りたくて吠えていて5分続けたところで、あなたがドアを開けて家の中に入れてやる。ここで、おそらくあなたは近所迷惑にならないように、犬を中に入れたのだろう。しかし犬は5分吠え続けたらドアが開くことを覚えてしまう。これから先は犬は中に入れてもらうために、もっと長時間吠えることになるだろう。こういうふうに知らず知らず悪い行動が強化される可能性がある。


命令の与え方
 犬は短く鋭い命令と、ハッキリした分かりやすい手のサインに一番よく反応します。だらだらと命令を繰り返すことは避けて下さい。良い反応どころか犬の混乱を招きます。あなたの犬の名前を呼び、犬の注意を引きつけてから命令を与えます。


 あなたの声の調子はむしろ重要ですし、そしてまた顔の表情も大切です。上手に出来たら喜んで見せ、反対に犬がわざとあなたのコマンドに従わない時には、顔をしかめて下さい。


注意を引く
 犬の注意を引きつけるために名前を呼びます。肩を後ろに引き、背筋を伸ばして真っ直ぐに立ち、犬の集中力をあなたの方に向けさせます。そしてご褒美のフードを見せて犬のやる気を起こさせるのです。


誉める時のボディー・ランゲージ
 犬を迎え入れるポーズを大袈裟に見せて、あなたの言うことをよく聞くように犬を励ましてあげてください。微笑み、そして親しげでエキサイティングなトーンの声を掛け」、両手を広げて犬を迎え入れます。


厳格な言葉
 犬を叱る時には、低い声で鋭く「ノー(いけない)」と言います。ですから男の人の低いトーンの声には大変良く反応する犬もいます。


厳格なボディ・ランゲージ
 犬がいけないことをした時には、脅かすようなポーズをとり、怒った顔つきをして見せて「ノー」といった禁止命令を与えます。どうしてもあなたの言うことを聞いてくれない場合や、特別に高圧的な犬の場合にはプロフェッショナルのアドバイスを求めるべきです。


ハンド・シグナル
 犬に言葉と視覚の組み合わせによる命令を教えます。あなたと犬との距離を少し取って、まず犬の名前を呼び、それから大袈裟気味にハンド・シグナルを送ると良いでしょう。



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